頚部の筋肉ガイド

板状筋

頭板状筋(とうばんじょうきん)

【働き】
頭部の伸展、回旋、側屈。
(右・頭板状筋の場合・・顔を上に向く、右を向く、右に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎3~7項靭帯、頚椎7~胸椎4棘突起
停止・・・乳様突起、後頭骨

【神経支配】
頚髄神経(後枝)C3~C6
後頭下神経・大後頭神経C1~C2

【頭板状筋とは】
頚部において頭板状筋は比較的表層面に位置するところにあるのですが、胸部に付着する部位では菱形筋などの下に位置する深層部に位置してきています。また屈曲以外すべての頭部の動きに関係している筋肉の一つになってきています。

頭板状筋へのストレスは後頚部の痛みを発生させる特徴があります。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頚板状筋
脊柱起立筋
後頭下筋群

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
脊柱起立筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頚板状筋
脊柱起立筋
後頭下筋群

頚板状筋(けいばんじょうきん)

【働き】
頚部の伸展、回旋、側屈。
(右・頚板状筋の場合・・顔を上に向く、右を向く、右に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・胸椎3~6の棘突起
停止・・・頚椎1~3の横突起

【神経支配】
脊髄神経C4~C8

【頚板状筋とは】
頚部の筋肉の中でも最も外側にあり幅広の筋肉になってきます。頭板状筋と同じように僧帽筋や菱形筋の深部に起始部があるのが特徴になり、この筋肉の働きは全て補助的なものになってきているのですが、頚部の関節をスムーズに稼働させるには重要な筋肉になってきています。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
脊柱起立筋
後頭下筋群

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
脊柱起立筋
後頭下筋群


胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)

【働き】
頚部の前屈、側屈、回旋。呼吸時の肋骨の挙上
(顔を上に向ける以外の動き。)

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【起始停止】
起始・・・胸骨頭、胸骨柄
停止・・・乳様突起、後頭骨

【神経支配】
副神経
頚髄神経C2~C3

【胸鎖乳突筋とは】
頚部の筋肉の中では非常に触診がしやすい筋肉になっています。左右どちらでも構わないのですが、耳の下あたりから、のどの下あたりの付着してくる筋肉になり、胸鎖乳突筋の下にはリンパ節があるためリンパが腫れることで、この筋肉にストレスを与えることは多々あります。
また、片側の胸鎖乳突筋が緊張することで”寝違え”のような頚部の動きに制限が出ることがあります。

【関連筋肉】
ー頚部の側屈筋ー
斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋
後頭下筋群


広頚筋(こうけいきん)

【働き】
下唇を下方かつ工法に引き下げる(驚きや恐怖の表情)。またアゴを開ける時に手伝う。が、広頚筋自体には特に大きな働きはない筋肉になる。

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【起始停止】
起始・・・上部大胸筋、三角筋を被う筋膜
停止・・・下顎骨

【神経支配】
顔面神経(頚枝)

【広頚筋とは】
頚部前面において最浅層筋にある筋肉になってきています。大きな働き自体はさほどないのですが、顔の表情には大きく関係してきますし大きな特徴として広頚筋は骨ではなく、ほとんどが筋膜に付着しています。
また、姿勢を悪くさせる筋肉の一つにもなってきています。


斜角筋群

前斜角筋(ぜんしゃかくきん)

【働き】
第1肋骨の引き上げ。頚椎をの前屈、側屈する。
(右・前斜角筋の場合・・顔を下に向ける、右に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎3~6の横突起の前結節
停止・・・第1肋骨

【神経支配】
頚髄神経(後枝)C4~C6

【前斜角筋とは】
頚部の前面に位置する筋肉の一つになり、首の動きに関しても”前屈、側屈”に作用してきています。が、一番の特徴は前斜角筋と中斜角筋の間には腕神経・動静脈が走っているために、この筋肉がストレスを感じることで手のシビレなどを発症させる”斜角筋症候群”に大きく影響しています。

【関連筋肉】
ー頚部の屈曲筋ー
中斜角筋
後斜角筋

ー頚部の側屈筋ー
中斜角筋
後斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋

中斜角筋(ちゅうしゃかくきん)

【働き】
第1肋骨の引き上げ。頚椎をの前屈、側屈する。
(右・中斜角筋の場合・・顔を下に向ける、右に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎1~7の横突起の後結節
停止・・・第1肋骨

【神経支配】
頚髄神経(前枝)C3~C8

【中斜角筋とは】
前斜角筋同様に頚部の前面に位置する筋肉の一つになり、首の動きに関しても”前屈、側屈”に作用してきています。が、一番の特徴は前斜角筋と中斜角筋の間には腕神経・動静脈が走っているために筋肉がストレスを感じることで手のシビレなどを発症させる”斜角筋症候群”に大きく影響していることです。

【関連筋肉】
ー頚部の屈曲筋ー
前斜角筋
後斜角筋

ー頚部の側屈筋ー
前斜角筋
後斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋

後斜角筋(こうしゃかくきん)

【働き】
働き・・・第2肋骨の引き上げ。頚椎をの前屈、側屈する。
(右・後斜角筋の場合・・顔を下に向ける、右に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎4~8の横突起の後結節
停止・・・第2肋骨

【神経支配】
頚髄神経(前枝)C6~C8

【後斜角筋とは】
前斜角筋・中斜角筋同様に頚部の前面に位置する筋肉の一つになり、首の動きに関しても”前屈、側屈”に作用してきています。が、後斜角筋の停止部は第2肋骨になっているところが大きく違ってきています。

また前斜角筋・中斜角筋とは違い”斜角筋症候群”には関係してきません。

【関連筋肉】
ー頚部の屈曲筋ー
前斜角筋
中斜角筋

ー頚部の側屈筋ー
前斜角筋
中斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋


後頭下筋群

大後頭直筋(だいこうとうちょっきん)

【働き】
上部頚椎の伸展、側屈、回旋。
(顔を上に向ける、同側に顔を向け傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎2の棘突起
停止・・・後頭骨

【神経支配】
脊髄神経(後頭下神経、後枝)C1

【大後頭直筋とは】
頚部の後面かつ上部に位置し、かなり深部にあり後頭下筋群の一つになります。また後頭下三角を構成する筋肉の一つとなり、この筋肉へのストレスは椎骨動脈へのストレスともなるために頭痛の原因になることもある。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋

小後頭直筋(しょうこうとうちょっきん)

【働き】
上部頚椎の伸展、側屈。
(顔を上に向ける、同側に顔を傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎1の後結節
停止・・・後頭骨

【神経支配】
脊髄神経(後頭下神経、後枝)C1

【小後頭直筋とは】
頚部の後面かつ上部に位置し後頭下筋群の一つになります。頚部の伸展、側屈の他に頭部の姿勢を保つのも大きな働きになってきています。この筋肉へのストレスは椎骨動脈へのストレスともなるために頭痛の原因になることもある。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋

上頭斜筋(じょうとうしゃきん)

【働き】
上部頚椎の伸展、側屈、回旋。
(顔を上に向ける、同側に顔を向け傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎1横突起
停止・・・後頭骨

【神経支配】
脊髄神経(後頭下神経、後枝)C1

【上頭斜筋とは】
上頭斜筋は後頭下筋群の一つになり、頚部の伸展、側屈の他に頭部の姿勢を保つのも大きな働きになってきています。また後頭下三角を構成する筋肉の一つにもなっており、後頭下筋群へのストレスはずつう・めまい・耳鳴りの発症にもつながることが多々あります。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋

下頭斜筋(かとうしゃきん)

【働き】
上部頚椎の側屈、回旋。
(同側に顔を向け傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎2の棘突起
停止・・・頚椎1の横突起

【神経支配】
脊髄神経(後頭下神経、後枝)C1

【下頭斜筋とは】
下頭斜筋は後頭下筋群の一つになり、頚部の側屈、回旋の他に頭部の姿勢を保つのも大きな働きになってきています。また後頭下三角を構成する筋肉の一つにもなっており、後頭下筋群へのストレスはずつう・めまい・耳鳴りの発症にもつながることが多々あります。

【関連筋肉】

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
脊柱起立筋
頭板状筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
脊柱起立筋


脊柱起立筋(頚部)

頚棘筋(けいきょくきん)

【働き】
頚部と体幹の伸展。
(顔を上に向けたり、身体を反る)

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【起始停止】
起始・・・頚椎6~胸椎2の棘突起
停止・・・頚椎2~4棘突起

【神経支配】
脊髄神経(後枝)C3~C8

【頭棘筋とは】
脊柱起立筋の中でも極めて小さく薄い筋肉になってきます。ですので、この筋肉の欠損はみられることも多くあります。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

頭半棘筋(とうはんきょくきん)

【働き】
頚部の伸展、回旋、側屈。
(顔を上に向けたり、筋肉と反対側に顔を向け、同側に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・頚椎4~6の関節突起、胸椎1~6の横突起
停止・・・後頭骨

【神経支配】
脊髄神経(後枝)C2~T1

【頭半棘筋とは】
頭半棘筋は頚部のインナーマッスルの一つになってきており、頭棘筋と一緒に扱われることが多くあります。頚部の動きに様々と関係していますが、さほど大きな動きはありません。ですが、脊柱管内の脊髄をしっかりと保護する働きがあります。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
後頭下筋群
頭板状筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

頚半棘筋(けいはんきょくきん)

【働き】
頚部の伸展、回旋。
(顔を上に向けたり、筋肉と反対側に顔を向け、同側に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・胸椎1~5の横突起
停止・・・頚椎2~5の棘突起

【神経支配】
脊髄神経(後枝)C2~T5

【頚半棘筋とは】
頚部のインナーマッスルの一つになってきており幅は細く分厚い筋肉になってきます。頚部の動きに様々と関係しているのですが、さほど大きな動きはなく補助的な働きになっています。ですが、脊柱管内の脊髄をしっかりと保護する働きがあります。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

頭最長筋(とうさいちょうきん)

【働き】
頚部の伸展、側屈。
(顔を上に向ける、横に倒す)

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【起始停止】
起始・・・頚椎4~7関節突起、胸椎1~5横突起
停止・・・乳様突起

【神経支配】
頚髄神経(後枝)C3~C8

【頭最張筋とは】
この筋肉は頭板状筋の下に位置し、いくつかの腱を持つ筋肉になってきます。脊柱起立筋の中でも頭部に付着し頚椎を保持することで頭部を安定させる働きもあります。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
後頭下筋群
頭板状筋
頚板状筋

頚最長筋(きょうきょくきん)

【働き】
頚部の伸展、側屈。
(顔を上に向ける、横に倒す)

詳しくはこちら
【起始停止】
起始・・・胸椎1~5横突起
停止・・・頚椎2~6横突起

【神経支配】
脊髄神経(後枝)C3~T3

【頚最長筋とは】
この筋肉の腱は長く薄いのが特徴になってきています。脊柱起立筋ということで頚部の関節の安定させるために働くとともに頚部の動きにも関与してきています。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
後頭下筋群
頭板状筋
頚板状筋

頚腸肋筋(けいちょうろっきん)

【働き】
頚部の伸展、回旋。肋骨の引き下げ。
(顔を上に向けたり、筋肉と同側に傾ける)

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【起始停止】
起始・・・第3~6肋骨
停止・・・頚椎4~6

【神経支配】
脊髄神経(後枝)C4~T3

【頚腸肋筋とは】
脊柱起立筋の中でも一番外側に位置する筋肉になり、主に頚部の動きと肋骨を引き上げる働きがあります。また、非常に触診しやすく身体を動かしたときに背骨と並行してある筋肉の最外に位置しています。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群


多裂筋群(たれつきんぐん)

【働き】
頚部と体幹の伸展、回旋、側屈。
(頭や身体を反ったりひねったり横に倒したりする)

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【起始停止】
起始・・・頚椎4~7関節突起、胸椎1~12横突起、腰椎1~5乳頭突起、仙骨
停止・・・頚椎2~腰椎5の棘突起(起始部から上位3・4)

【神経支配】
脊髄神経(後枝・内側枝)

【多裂筋群とは】
この筋肉は仙骨より頚椎までの両側を埋めるようにあり、腰部では脊柱起立筋よりも深部に位置してきています。

腰の痛みに関してはかなりの頻度で問題を起こしてきています。

【関連筋肉】
ー頚部の伸展筋ー
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群

ー頚部の側屈筋ー
胸鎖乳突筋
斜角筋
後頭下筋群
頭板状筋
頚板状筋

ー頚部の回旋筋ー
胸鎖乳突筋
頭板状筋
頚板状筋
後頭下筋群