ボクの右足も坐骨神経痛なのですが、原因は”梨状筋症候群”だと思われます・・・。
坐骨神経痛といっても原因なんて様々あるのですが、いくつもある原因の一つが”梨状筋症候群”になってきます。
だいたい”梨状筋”という筋肉がどこにあるかを知っているかはほとんどいないかと思いますが、名前の知名度と反比例して坐骨神経痛の原因としてはかなりの数を占めるものになってきているように思います。
また、”梨状筋症候群”は比較的に坐骨神経痛の症状としては比較的に軽度のものが多くなってきますが軽視はできませんので注意していきたいですね。
”梨状筋症候群”って?
”梨状筋症候群”といっても梨状筋だけの緊張ではなく、いくつもの殿部の筋肉の緊張も大きく関係してくるものになってきます。
下図で示すように坐骨神経は殿部の筋肉の中でも梨状筋の深部を潜るような感じで、足の後面である太ももの後側に通っていきふくらはぎ・スネへと伸びていきます。
この”梨状筋”が何らかの原因でストレスを感じ緊張することで、その深部にある坐骨神経をグ~っと押さえ込むように圧迫することで坐骨神経痛の症状を発生させてきます。
梨状筋
ちなみに梨状筋とは、深層外旋六筋の一つに当たり股関節を外旋させる筋肉。わかりやすくいいますと、つま先を外に向けるときに使うときに働いています。
また、この筋肉に負担がかかるものとしては長時間のデスクワーク。というより長い時間座っていることで梨状筋は緊張しやすくなってきていますので、長時間の車の運転なども気を付けなければいけません。
”梨状筋症候群”の特徴
”梨状筋症候群”は坐骨神経痛の原因の一つなので、当たり前なのですが下図のような雑魚神経痛と同じ部位に違和感、シビレ、痛みを現してきます。
坐骨神経痛の痛みの領域
梨状筋症候群の特徴
「症状自体は軽度のものが多く」
「遠位への症状は少ない」
あくまでも絶対数からみると椎間板ヘルニアなどに比べると坐骨神経痛の症状は軽い場合が多く、”殿部・太ももの後側”ぐらいまででヒザより下に症状が出ることも少なくなってきています。
ちなみに椎間板ヘルニアなどの場合は”ふくらはぎ・足のウラ”などの遠位にまで症状が出やすくなる傾向にあります。
”梨状筋症候群”の原因
こんな特徴のある”梨状筋症候群”なのですが、原因となるものがいくつかありますので紹介してみます。
長時間、座ること
デスクワーク、車の運転などで長時間座っていることは殿部の筋肉を圧迫させることで、ストレスを筋肉に与え緊張してきます。とくに梨状筋には影響が大きく働き、そのことが原因となり、坐骨神経痛の症状を出してきます。
また、腰部の筋肉まで緊張させてくることも少なくありません。
階段の昇り降り
これは殿部の筋肉全体にあたることなんですが、殿部の筋肉は歩行ぐらいの軽い運動ではあまり活動はせず、階段の昇り降りのような上下の運動時や、ちょっと大きめの負荷をかけていく時に殿部の筋肉が活動します。ということなので、階段の昇降時は梨状筋を含めた殿部の筋肉には大きくストレスを与える場合があります。
これまた逆の発想でいえば、殿部の筋肉を鍛えようと思うのならば”ジョギング・ウォーキング”なんかよりも階段の昇り降りの方が効果的だといえます。
梨状筋症候群への対応
”梨状筋症候群”の原因となる梨状筋などは股関節の深部にある場合が多くあります。
また、股関節自体は可動域が大きくなるのでストレッチを行うのも他の筋肉に比べ難しくなってきますが、今回は一人で行うことが可能な方法を二つほど紹介です。
ストレッチ
とりあえず自分でできるケアの方法としては一番メジャーなものになりますが、いくつか紹介。
中殿筋ストレッチ(左側)
右のヒジで左ヒザの外側あたりから、矢印の方向の内側に押し込むように力を入れます。
また、この時に左ひざの曲げる角度を変えことで様々な筋繊維に働きかけることが鹿野ですので、ストレッチの効果向上も期待できます。
梨状筋ストリッチ(左側)
左手で左側の腰骨が浮いてこないように押さえ込む。
右足のかかとで左ひざの外側が浮いてこないように押さえ込む
このストレッチは股関節・ヒザ関節の角度を変えながらテンションのかかる場所を探りながら行うのがコツです。
ストレッチでの注意点
「呼吸を止めない」
「心地よい痛みでOK!」
硬式のテニスボールで押圧する
硬式のテニスボールを使って押圧していきます。で、どのあたりにボールを当てればいいのか説明しにくく手探りな感じになってきますが、ざっくり言いますと”仰向け・横向き”と姿勢を変えて「お~~~そこそこ!」って思うところが正解です。
なんともお粗末な説明になりますが、すいません・・・。ですが、これが一番わかりやすい説明になってしまいます。
梨状筋・・・・・仰向け
中殿筋・・・・・横向き
というような感じで、自分の体重を利用して10秒ほど「ギュ~~っと」押さえてゆっくり離す。 これを数回続けて行うことでも筋肉を緩める効果が得られます。
トリガーポイント関連痛
”梨状筋症候群”とは違ってくるのですが、殿部の筋肉に小殿筋という筋肉あるんですが、この小殿筋のトリガーポイントからくる関連痛が坐骨神経痛の痛みの領域とすごく重なってくるの注意が必要です。
(下図が小殿筋のトリガーポイントによる関連痛の範囲)
坐骨神経痛・梨状筋症候群
このような”坐骨神経痛・梨状筋症候群”でお困りの方は連絡いただければと思います。
予約は”お電話”また24時間対応の”ネット予約・line予約”が便利になります。