かきたくない汗ですが・・・。ちゃんと意味があるんです。

”汗をかく”って正直なところイヤですよね・・・。寒い時期にはそれほど気にすることはないと思いますが、夏場とかはどうしても気になる。見た目もですが臭いが気になりますよね・・・。

 

 

でも、この汗をかくことなんですが、なんとなくよいイメージがありません・・・。特に女性にとっては見た目がよくない・・・。”化粧が崩れる”なんてことでよく思ってない方のほうが多いと思います。

実際

・顔が照かる
・臭いがする(汗臭い)
・汗をかくと衣服が汚れる

 

など、汗をかくということは確かに良いイメージはありません。

しかし、人間にとって汗をかくということは生きていくためにはとっても重要なことになってきます。しかも汗にも種類があり、汗をかくタイミングや中の成分にも違いが出てきているみたいです。

また意外かもしれませんが、全ての動物が汗をかくのではなく人間以外ではウマ、カバ、イヌなどとほんの少しの動物になってきます。

 

 

汗をかく役割

臭いとかベタベタするといった良いイメージのない汗なんですが、ちゃんと身体のためにしっかりと働いてくれています。

 

体温の調整

汗をかくということの一番の役割と思えるのが体温調節になってきます。

 

身体が暑さ・寒さを感じたときに汗をかく、その汗の水分が皮膚の表面で蒸発すると同時に体の中の熱を発散させ体温の上昇を防いでいてくれます。

いわゆる気化熱というものになります。昔の人が夏場暑いときに玄関前などに打ち水という形で水を撒いて気温を下げる効果と同じ感じになってきます。

 

皮膚の水分保持

汗をかくということは角質に水分を与えていることになります。
また、汗の含まれる尿素、乳酸の働きで肌の保湿効果にも一役買ってくれています。

 

乾燥肌やアトピー性皮膚炎の方などは汗の量が一般の方に比べると少ない傾向ので肌が乾燥しやすいために保湿剤などで気を付けないといけません。

 

抗菌成分の供給

汗の中には、免疫グロブリンや抗菌ペプチドなどが含まれています。これらは抗菌、感染予防に役立っています。

 

 

このような働きが汗にはありますが、何よりも体温調節という働きが一番になってきます。

人間は体温を常に一定にしておかないと、ありとあらゆる身体の機能が正常に働くことができません。もし、汗をかくことができなければ熱は身体の中に籠もってしまい、人間は死に至ることになるのです・・・。

このように汗をかくということは人間が生きていくためにはとても重要な役割を果たしてきているというのは確かなことです。

 

 

汗腺

「汗をよくかきましょう!」と言いましても、汗をかく量に関しましては汗腺の数が大きく影響してきます。

通常、汗腺の数は200万~500万と言われてきています。 が、その内の発刊作用のある汗腺(能動汗腺)は日本人で230万、ロシア人で180万ぐらいだそうです。

で、この汗腺の数はおよそ3歳ぐらいまでに決まってしまうらしいのです。

子供のころに空調のしっかり効いた場所ばかりで、汗をあまりかかない生活をしていると汗腺の数が少なくなってしまうみたいです!
ですから、日本より気温も低くあまり汗をかく機会の少ないロシア人は汗腺の数がすくなってきています。

 

また、汗腺には2種類ありエクリン汗腺とアポクリン汗腺があり、それぞれの特徴としましては

 

エクリン汗腺

・発汗場所は全身(おでこ、わき、手のひら、足のウラ)
・体温調整が一番の働き
・成分の99%が水分わずかに塩分、尿素、アンモニアが含まれる
・においはほとんどありません
・発汗のタイミングは気温の高い時、運動時、緊張時などになる

 

アポクリン腺

・発汗場所は耳のなか、乳輪、陰部周辺、肛門周辺に多く存在
・成分はアンモニア、たんぱく質、脂質、などが含まれています
・アポクリン腺から出る汗自体には匂いはないのですが、汗に含まれる成分が皮膚に存在する常在菌を分解することでにおいが発生します

※腋臭の原因はこのアポクリン腺から出る汗になります。

 

 

汗が少ないと起こる症状

汗はかきたくないですが、汗をかかなすぎると・・・。様々なことで身体に影響してきますので気を付けないといけません。

 

夏バテしやすい

夏のような暑いときなどは、汗をかくことで体内の熱を発散させ体温を下げてきています。ですが、この作用が上手く働かずに体内に熱がこもってしまうと疲れやすく夏バテを起こしやすくなります。

 

熱中症

”夏バテ”のところで説明したように体内の熱が発散できないでいるので熱中症になりやすいです。

 

低体温症

汗をかきにくく、体温調整が上手く働かないことが続くと身体の発熱を抑えるようと基礎代謝を低くするような防御反応をとってきます。

 

これにより体温の上昇は避けられるのですが、これがもとで低体温症になってしまうことは少なくありません。

低体温症は、免疫力の低下を引きおこし病気になりやすく治りにくくさせ、アレルギー症状も発症しやすくさせてくるので気を付けないといけません。

 

ですが、正直なところ汗はかきたくない人が大半だと思います・・・。

テレビに出てくる女優さんのように、いつも涼しい顔でいたいと思うのが理想かとは思いますが・・・。汗をかかないということは身体にとって良いことはないみたいです。

これからの季節は汗が出にくくなってくる季節ですが、運動したり半身浴などで意識的に汗をかく時間をつくって健康な身体を目指しましょう。

 

ちなみに、汗腺の数は3歳ぐらいに決まってしまいますが、運動することで汗をかきやすくできますので汗をかきにくい人はボチボチな運動を日常に習慣付けてください。

 

とりあえず、運動しろってことですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です