筋肉って伸びて固まる、縮んで固まる?

”肩こり“や”腰痛“などの身体の不調に大きく関係してくる筋肉、実際に調子が悪い時の筋肉の状態ってどんなもんなんですかね!?

筋肉って伸びて固まる、縮んで固まる?

肩が凝るなどの時には、筋肉がどうなっているかって考えたことありますかね…。

筋肉の「縮む・伸びる」と「固まる」

”肩こり“や”腰痛“の原因となる筋肉の状態は、単純に「縮んでいる」というわけでもなく、または「伸びている」というだけではありません…。ですが、多くの場合 筋肉は「縮んで固まっている」状態か、「伸びて固まっている」状態のどちらか。または両方の状態が複合的に絡み合って状態になってきています。

これって、筋肉が「ゴム」のような性質を持っていると考えると分かりやすいんです。

筋肉をゴムに例えて

縮んで固まる(短縮性拘縮): ゴムが縮んだ状態で硬くなり、元の長さに戻りにくくなっている状態です。デスクワークで長時間同じ姿勢を続けることなどが原因で、筋肉が常に縮んだ状態になり血行不良を起こし硬くなります。

伸びて固まる(伸張性拘縮): ゴムが引っ張られた状態で硬くなり、元の長さに戻りにくくなっている状態です。猫背の姿勢で背中の筋肉が常に伸ばされ、その状態が続くことで筋肉が硬くなります。

”肩こり“の場合

”肩こり“の主な原因は、「縮んで固まっている」筋肉と「伸びて固まっている」筋肉の両方が関係していることが多いです。

縮んで固まっている筋肉: 首の前側にある筋肉(胸鎖乳突筋など)は、頭を支えるために常に緊張しています。特にスマホやパソコンを長時間使用する際に うつむく姿勢でいると、これらの筋肉が縮んで固まりやすくなります。

胸鎖乳突筋

伸びて固まっている筋肉: 猫背の姿勢になると、肩甲骨の間にある筋肉(僧帽筋中部など)は常に引き伸ばされます。この状態が続くと、筋肉は伸びた状態で硬くなり血行不良や神経への圧迫を引き起こし痛みを発生させます。

”腰痛“の場合

”腰痛“の原因も、同様に「縮んで固まっている」筋肉と「伸びて固まっている」筋肉の両方が関係しています。

縮んで固まっている筋肉: 長時間座っていると、股関節の前面にある筋肉(腸腰筋など)が縮んだ状態になります。この筋肉が硬くなると骨盤が前傾し、腰の反りが強くなり腰に負担がかかります。

腸腰筋

伸びて固まっている筋肉: 猫背で座っていると、背中の下部にある筋肉(広背筋など)は常に伸ばされます。この状態が続くと筋肉が伸びた状態で硬くなり”腰痛“を引き起こします。

まとめ

”肩こり“や”腰痛“の原因は、「縮んで固まる」筋肉と「伸びて固まる」筋肉、両方の問題が複雑に絡み合って発生します。

筋肉が縮んで固まる状態は、血行不良や疲労物質の蓄積を引き起こします。

血行は良くしておかなければ

筋肉が伸びて固まる状態は、筋肉の柔軟性を失わせ、姿勢の歪みを引き起こします。

これらの筋肉の状態を改善するためには、原因となっている生活習慣や姿勢を見直し、ストレッチやマッサージで筋肉を元の柔軟な状態に戻すことが大切です。

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