最近よく耳にするようになってきた単語に”巻き肩”なんていうのがありますが、みなさんご存知でしょうか?
目次
”巻き肩”って
上の図のように、肩が内側に巻き込む感じになっていることを”巻き肩”と呼んでいます。
ざっくり言いますと、ねこ背になるのですが、今多いんですよ”巻き肩”の人って・・・。長期間放置しておくと、身体に良いことなんて一つもありませんので気をつけないといけないんですけど・・・。
どうして”巻き肩”に
「どうして?」って言われても、これは若干仕方ないところもあります。
人間って、一日のうちでウデを前に出している時間って大半だと思うんです。っていうより、起きて活動している間なんかは常にウデを前に出しているんじゃないですかね。
- 車の運転
- デスクワーク
- 読書
- 家事全般
言い出せばキリがないように思いますが、ウデを前に出していない時間ってほとんどありませんよね。
ウデを前に出す姿勢は、若干ですが肩が内側を向いている位置にあります。これって”巻き肩”状態に近い形になってくるんですよね。
ということは、ウデを前に出している時間が長くなれば長くなるほど”巻き肩”になりやすいというのは仕方ないことになってきます。
”巻き肩”で起こる症状
”巻き肩”と言われて一番に思いつくのは、見た目がカッコ悪い・・・。ホント歩いている感じがゴリラみたいに見えることもありますから気をつけないといけません。
ですが、見た目だけではなく痛みや違和感などの症状もありますから要注意になってきます。
首・肩の痛み
”巻き肩”が、ねこ背ということになってこれば、”首・肩の痛み”が出やすくなってくるのは、みなさんも分かっていただけると思います。
顔が前に出れば、首の後側の筋肉は伸ばされることでストレスが掛かってきますし、肩が内側を向くというのは肩甲骨が外に広がっていきますので首から肩甲骨に付着している筋肉や背骨から肩甲骨についている筋肉にも負担が掛かってきますので痛みや違和感が出やすい状態になってきます。
呼吸が浅くなる
肩が内側を向くというのは胸が詰まる感じになることになり、これは通常時よりも肺が広がりにくい状態になっています。
肺が広がらないということは、呼吸が浅くなることに・・・。
ということは、全身に酸素という栄養分が回らなくなり細胞が活性化されなくなり、普段以上に疲れやすくなったりします。
さらに、呼吸が浅くなるということは身体の代謝が悪くなってきますので、太りやすくなることもあります・・・。
その他の症状
”巻き肩”のように姿勢が悪くなるということは、”首・肩・背中”以外にも全身に影響を与えてきます。
姿勢が悪くなるということは身体のバランスが崩れるということで、”腰・股関節・ヒザ”などへの負担も大きくなってきますので、長期間の”巻き肩”は全身に問題を起こしてきます。
”巻き肩”改善には
っと、こんな感じの”巻き肩”になるのですが、いったいどんなことに注意していけばいいかといいますと!
姿勢を気を付ける
・・・。
そんなことは分かり切っていることだとは思いますが、まずはこれが重要になってきます。
ですが、正しい姿勢って続けるのが大変なんですよ・・・。ちなみに、正しい姿勢が取りづらいということは”巻き肩”になっているということになてきます。
ということで、正しい姿勢を取りやすくするために、こんなことをやってみてください!!
ストレッチ
まずは、このストレッチがオススメですね!
手を後ろで組んで、できれば手のひらは外側に向くようにしてウデを上に挙げる。
このストレッチで、肩を内側に向けてしまう筋肉である胸の筋肉と脇にある筋肉のストレッチが可能になります。
ほぐす
ほぐす筋肉は三カ所
この筋肉の緊張は顔を前に出させてしまうので”巻き肩”に影響してきます。
緑で示した鎖骨の下を沿ってマッサージしてください。
下図で示した胸の筋肉を単純にマッサージです。
脇のあたりは肩を内側に向かせてしまう筋肉がありますので、脇をつまむようにしてマッサージ。このあたりはリンパの流れにも関係してきますので、しっかりやってください。
まとめると
正直、姿勢を正すことは大変になってきます。長期間の悪い姿勢が身体に染みついてしまっている場合は正しい姿勢を取ること自体が窮屈で疲れます・・・。
ですので、まずはストレッチや筋肉をほぐして正しい姿勢を取りやすくして挙げることが一番です。
姿勢が良くなれば、”首・肩・腰の痛み”などの身体の違和感も軽減できますし、何より見た目がカッコよくなります。女性は姿勢が正されることでバストアップも期待できるみたいですので、日々ちょっと注意していきたいですね。